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フェラーリF40 動画

フェラーリF40の貴重な動画です。

フェラーリF40

F40の前身となった288GTOエヴォルツィオーネの貴重な走行シーンも含まれています。いつも思いますが、音がいいです。フェラーリ楽しむなら動画がベストと確信しました。

フェラーリF40 2

フェラーリのサウンドといえば、あの甲高いF1のようなサウンドですよね(NAの場合)。F40はターボなので、あの絹を引き裂くような音はでないですが、それでもそのへんのターボカーとは一線を画す音です。

あのサウンドには秘密があります。それは、エンジンの心臓部、クランクシャフトです。フェラーリはシングルプレーンの8気筒クランクを採用しています。

シングルプレーンとは同一平面上にクランクピンが並んでいるクランクを言います。4気筒エンジンのクランクと同じです。2気筒ずつオフセットしているわけですね。

それに対し、他のほとんどのV8エンジンはダブルプレーンを採用しています。同一平面状にクランクピンが存在しないわけです。

それがサウンドとどう関係があるかというと、点火順序がまるで異なってきます。フェラーリは、左右バンクともに90度の均等燃焼になりますが、ダブルプレーンのV8は270度、180度、90度と不均等燃焼になります。ただし、静粛性はこちらのほうはが有利です。不均等燃焼だと等間隔のタコ足をつくるには左右バンクをまたがないとできません。

しかし、フェラーリだと片バンクごとに等間隔のタコ足を簡単に作れます。結果的にあのような素晴らしいフェラーリサウンドが生まれます。ベンツ等のV8も、シングルプレーンのクランクシャフトをワンオフで製作し、等間隔のタコ足を作ればフェラーリっぽいサウンドが出るかもしれません。でもクランクシャフトをワンオフで作るのって、高いですよね。

誰かやってみてください。


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フェラーリF40 誕生の秘密

FerrariF40.jpegフェラーリF40は、288GTOの後継車として設計されたマシンです。しかし、このフェラーリF40プロジェクトの意義は奥深いのです。90歳のエンツォ・フェラーリは、近年、フェラーリの国際的なモータースポーツでの活躍がここ数年にわたって衰えてきていることに失望していました。そこで、エンツォは、新しいプロジェクトをラインにのせることを考えたのです。そのとき開発中であったポルシェ959への対抗馬を市場に供給し、同時にメーカーとしてのフェラーリ社の能力を世界中に知らしめるためです。フェラーリ社創立40周年記念は、あらゆる意味でこの「フェラーリF40」というマシンがデビューするべきちょうどよい機会であったのです。

この「フェラーリF40」計画はシンプルなものです。「最良の技術のレーシングマシンの素性でありながら、それに必要最小限度のストリート用装備を施したマシンを作成せよ」。

ferrarif40_GTOevo.jpegフェラーリF40は生前のエンツォが直接タッチした最後の自動車でした。400台のフェラーリF40はすべて赤く塗装されることになっていました。フェラーリF40は航空力学を考慮して設計された、当時最良のデザインでした。想定したスピードを確保するため、考えられる限りのパワーが絞り出されると同時に、フェラーリF40のフロントノーズは極限まで低くされました。これにより気流は非常に滑らかに流れます。

フェラーリF40のツインターボエンジンが多くの熱を発生するので、空気をとりいれて十分に冷却する必要がありますが、抵抗も減らさねばなりません。ラジエーター、正面のセクションおよびキャビンの下の気流を滑らかにするアンダートレー、およびエンジンの後ろにはディフューザーを備えていました。しかし、エンジンルームは密閉タイプではありませんでしたが、フェラーリF40は、そのスポイラーとウィングによってリフトを最小限に抑えられ、当時としては画期的なCd0.34の数値を得ました。フェラーリF40は、フォーミュラカーにボディを着せたようなマシンとなりました。

ferrari_f40engine_26.jpegフェラーリF40は288GTOのV8IHIツインターボの2.9リットルのバージョンを搭載し、ブースト16PSI(110 kPa)で478 bhp(356kW)を発揮しました。フェラーリF40のサスペンションは同じように288GTOからダブルウィッシュボーンを引き継ぎましたが、多くの部分は改良され、セッティングが変更されました。フェラーリF40の異常に低いロードクリアランスは、ロードユース可能な車高を確保しつつ実現されたのです。ボディは、強さおよび軽量のためにカーボンケブラー、およびアルミニウムで作られていたパネルを特色とするピニンファリーナによる完全に新しい設計でした。

フェラーリF40には、また、極限の航空力学の技術が応用され、重量のかさむウィンドウはプラスチックが使用され、カーペット、サウンド・システムあるいはドアハンドルまでが装備から外されました(初期型はサイドウィンドウが固定でしたが、後期型はロールダウンできるようになりました)。フェラーリF40は、米国がエミッションコントロールを要求する1990年まで触媒コンバーターなしでした。

フェラーリF40は1992年に生産中止され、1995年からのフェラーリF50へ続くのです。



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